キム・ハソンの個人打撃コーチを務める「ザ・ボールパーク」のチェ・ウォンジェ・コーチは同日、『OSEN』の電話取材に応じ、「しっかり当たった打球ではなかったが、空が助けてくれた。一生懸命努力したからこそ、運もついてきていると思う」と伝えた。
また、「本当に鳥肌が立った。二塁打になった瞬間、勝てると確信した」と付け加えた。
キム・ハソンは元々才能が優れていたわけではなく、本当に熱心に努力するスタイルだというチェコーチは、彼にまつわるビハインドストーリーを明かす。
「オフシーズンに一緒に練習するとき、彼は朝晩問わず一生懸命バットを振っていた。それも指に膿が出るほどだった。ただ、キム・ハソンは膿を出しても平気でバットを振っていた。ほかの人ならもうしないはずなのに、本当にすごいと思った」
そんなキム・ハソンは、地区シリーズで二塁打2本含む18打数3安打1打点を記録した。
「今は打撃感覚が良い方ではない。体は疲れ切っていると思うので、文字通り精神力で耐えているはずだ。体重もシーズン開幕時から大幅に減った。とてつもない移動距離と試合出場数にもかかわらず、これだけやり遂げられるのはキム・ハソンだからこそ可能なことだ」
そう語ったチェコーチは、「キム・ハソンの決定的な二塁打で逆転勝利しただけに、良いモチベーションにつながるだろう」と今後を見通した。
(記事提供=OSEN)