というのも、延長12回の攻撃で先頭打者として打席に立ったアルモンテは、二塁方向に打球を放ち、守備側の一塁送球も乱れたことでセーフになり得たにもかかわらず、ベースラインの外側を大きく回る走塁の末、アウトとなってしまったのだ。試合も最終的に敗れ、アルモンテには「二度目の無誠実」「チームの士気を下げる」といった批判が寄せられた。
結局、アルモンテは6月22日にアキレス腱損傷で登録抹消となった後、26日にウェーバー公示によりKTを放出されてしまった。韓国での記録は60試合出場で打率0.271、7本塁打、36打点だった。
ちなみに、アルモンテ放出後にKTが新たに補強したジャレッド・ホイングは、加入半年で68試合62安打、11本塁打52打点、32得点の打率0.239を記録。アルモンテが指摘された守備もそつなくこなし、最終的にKT初のレギュラーシーズン&韓国シリーズ優勝に貢献するなど、対照的な活躍を披露していた。
『東スポWEB』によると、中日の球団関係者はアルモンテ再獲得を目指す理由について「未知数の新外国人を取るより計算できる」と明かしているという。
韓国では期待に応えられなかったアルモンテだが、再来日となればその無念を払拭する活躍を見せてもらいたいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部H)