例えば、2021年8月にはFCソウルのチャ・オヨンが知人と酒を飲んだ後、代行運転を利用して自宅付近に到着したにもかかわらず、最後に自らの運転で駐車していたところを通報され、警察に摘発されて8試合の出場停止処分を受けた。
同年3月にはムン・グァンソクとイ・ジェゴンが飲酒運転で摘発され、両者に15試合の出場停止と400万ウォンの制裁金が科された。2020年には6月にパク・インヒョク(10試合の出場停止処分)、5月にイ・サンミン(15試合の出場停止処分)も飲酒運転が発覚した。
さらに遡ると、2019年にはウ・チャニャン、キム・ウンソン、パク・テホン、チェ・ジュンギと1年間で5人もの選手が皆飲酒運転を犯している。
また、2018年には韓国代表歴のあるイ・サンホが、9月に飲酒運転で摘発されて懲役刑の執行猶予を宣告されたにもかかわらず試合に出場し続け、3カ月後の12月に遅れて事実が明らかになったことで大問題となった。
イ・サンホは懲役4カ月と執行猶予2年の判決を言い渡されただけでなく、調査の過程で2007年と2015年にも飲酒運転や飲酒測定拒否で摘発された事実も発覚した。これにより、当時所属していたFCソウルからは任意脱退処分を下され、Kリーグでプレーすることができなくなった。
飲酒運転は人間として絶対に犯してはならない世界共通の社会問題だ。プロサッカー選手ともなれば所属するチームのイメージ失墜、サッカー界全体に及ぼす影響など社会的責任も大きいだけに、これ以上同じ不祥事が発生しないことを願うばかりだ。
(文=サーチコリアニュース編集部H)