ラ・リーガ事務局の確認によると、ホームチームだったバレンシアは試合中に3つの規定に違反したという。
まず前半9分、スタジアム南側セクターにいた800人のファンは、約10秒間、マジョルカのセルビア代表GKプレドラグ・ライコヴィッチに向かって、「あそこを見ろ。あいつはゴールキーパーじゃなくて××だ」と侮辱するかけ声をした。
さらには同33分、再び同区域にいたファンは、マジョルカの選手が倒れた状況で、「踏んでしまえ」と暴力行為を扇動するかけ声を行った。
後半19分にはイ・ガンインに対する悪口も出た。当時、またしても同じスタジアム南側セクターにいたファンたちは、イ・ガンインに向かって「××野郎」と叫んだ。イ・ガンインはかつてバレンシアに下部組織時代から約10年間所属していたにもかかわらず、バレンシアファンは侮辱発言をした。
ラ・リーガ事務局は「試合中、特定の地域でのみ問題の行動が発生した。ほかの地域のファンは適切な行動を維持していた」とし、「クラブは今後、関連区域を厳重に統制し、電光掲示板を通じて暴力的な行動を警告するなどの対策を講じる必要がある」と強く警告した。
なお、バレンシア対マジョルカの試合は、イ・ガンインが古巣相手に決めたゴールなどもあり、アウェイのマジョルカが2-1で勝利している。
(記事提供=OSEN)