「154勝投手に向けた“礼遇”」楽天・涌井の中日移籍に韓国も注目…なぜ?

2022年11月18日 スポーツ #プロ野球
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涌井は2005年に西武ライオンズでデビューした後、千葉ロッテマリーンズ(2014~2019年)、楽天(2020~2022年)を経て4球団目に中日を選択した。

2008年北京五輪、2009年と2013年のWBCで侍ジャパン(野球日本代表)の主軸投手として活躍し、韓国の野球ファンにもその名を馳せた涌井は、日本で18シーズン通算468試合(先発377試合)2598イニングを投げ、154勝143敗37セーブ16ホールド、防御率3.57、1909奪三振を記録した。

通算154勝の数字は、現役選手で石川雅規(ヤクルト、183勝)に次いで2位の記録だ。

今季は10試合(56イニング)で4勝3敗、防御率3.54、35奪三振を記録した。5月18日の千葉ロッテ戦では、ピッチャーゴロが右手中指に直撃して骨折する悪材料もあった。それでも、3カ月以上のリハビリを経て9月に復帰を果たした。

依然として150キロ台の剛速球を投じることができる点で、即戦力としての価値がある。

2009年WBCでの涌井秀章

トレードの過程で、楽天の石井一久GM兼監督の配慮も目を引いた。『デイリースポーツ』などの日本メディアによると、石井監督は中日とのトレードが本格的に議論される段階で、涌井に「こういう話が交わされている」とすぐに伝えたという。そして、涌井本人の同意を得て、最終的にトレードを成功させた。

石井監督は現役時代、西武で涌井とともにチームメイトでプレーした。引退後、2019年には楽天GMとして当時千葉ロッテにいた涌井を金銭トレードで連れてきたこともあるほど、関係が深い。

石井監督の配慮もあり、新天地・中日での新たな挑戦を決意した涌井。36歳ベテラン投手の来季の活躍を韓国も注視している。

(記事提供=OSEN)

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