前半43分に前田大然のゴールで先制し、1点リードでハーフタイムを迎えた日本。今大会で先制を決めたのはこの試合が初めてだった。
しかし、その喜びは後半早々に破られた。後半11分、イヴァン・ペリシッチのゴールでクロアチアに同点に追いつかれてしまった。
試合は前後半で決着つかず、延長戦でも均衡を崩せず、PK戦に勝敗がゆだねられることになった。
だが、日本は1番手の南野拓実、2番手の三笘薫が連続で相手GKドミニク・リヴァコヴィッチにセーブ。3番手の浅野拓磨は成功させたが、4番手の吉田麻也がまたしても防がれ、最終的に敗れることになった。
日本はグループE初戦で“戦車軍団”ドイツを2-1で破る大金星を挙げた。第2戦ではコスタリカに0-1で敗れたが、第3戦で“無敵艦隊”スペインを201で下す異変を起こした。優勝候補2チームに勝利した日本は、“死の組”と呼ばれたグループを首位で通過した。
日本とクロアチアの一戦を控え、「ベスト8で韓日戦を期待している」「日本のベスト8進出確率は40%以上」などと期待感が大きかった。
しかし、前回の2018年ロシアW杯準優勝のクロアチアは侮れなかった。日本は速いカウンター、サイド突破でクロアチアを苦しめたが、一方でチャンスを作られる場面も多かった。
ベスト8進出の夢は砕けた。史上初のベスト8進出を狙っていた日本はまたしてもベスト16に満足しなければならなかった。韓国もブラジルに1-4の完敗を喫した。
イギリス国営放送『BBC』は、「熟練したクロアチアが日本の夢を終わらせた。日本が4度目の16強の舞台を踏んだが、再び16強を突破できなかった」と伝えていた。
(記事提供=OSEN)