PK戦では日本が先行だった。1番手のキッカーには南野拓実が登場したが、相手GKドミニク・リヴァコヴィッチに阻まれた。一方、クロアチアはニコラ・ヴラシッチが着実にシュートを成功させた。
日本の2番手には三笘薫が登場したが、またしてもリヴァコヴィッチがセーブ。クロアチアはマルセロ・ブロゾヴィッチが冷静に決め、2-0とリードを広げた。
日本は3番手の浅野拓磨がシュートを成功。クロアチア3番手のマルコ・リヴァヤが失敗したことで2-1と迫った。しかし、4番手の吉田麻也がシュートを阻まれ、クロアチア4番手のマリオ・パシャリッチが決めたことで、クロアチアの3-1でPK戦の決着がついた。
日本のベスト16敗退により、アジア勢におけるW杯ベスト8進出は1966年イングランド大会の北朝鮮、2002年日韓W杯の韓国の2カ国だけが記録することになった。日本は3カ国目となるベスト8進出を狙ったがまたしても失敗した。
これまでは2002年日韓W杯でトルコ、2010年南アフリカW杯でパラグアイ、2018年ロシアW杯でベルギーに決勝トーナメント1回戦で敗れた日本。4度目の挑戦となる今回のカタールW杯では、前回準優勝のクロアチアに公式記録上こそ引き分けなものの、先制から同点に追いつかれPK戦で敗れる逆転負けを喫することになった。
同じアジア勢の韓国がブラジル、オーストラリアがアルゼンチンと対戦したのと比べると、クロアチアは相対的に可能性のあるチームだった。ただ、日本は前半に先制するも後半に追いつかれ、最後はPK戦で苦杯をなめることになった。
(記事提供=OSEN)