史上初となる国外開催でのW杯ベスト16進出を狙ったが、前半だけで大量失点して早くも勝機を奪われた。前半4失点はW杯初出場の1954年スイス大会以来、実に68年ぶりの屈辱だ。
世界1位のサンバサッカーを乗り越えるには何もかもが足りなかった。特有の個人技を前面に出した突破力、瞬間のパス、守備力まであらゆる面で後れを取った。
韓国はグループステージで強豪相手に善戦し、12年ぶりのベスト16進出を果たすなど成果も大きかった。しかし、決勝トーナメント初戦であまりに強大な相手と出会い、これ以上戦いを続けられることができなかった。
グループステージで躍進したアジア勢がすべて決勝トーナメント1回戦で敗退した。オーストラリアはアルゼンチンに1-2で敗れ、日本はクロアチアと延長120分を1-1で終えるも、最後はPK戦で敗れた。3カ国いずれもベスト16の壁を越えられなかった。
悔しい結末となったが、韓国には手厚いボーナスが待っている。
韓国はベスト16入りの賞金として1300万ドル（日本円＝約17億7700万円）を受け取る。仮にブラジルに勝っていれば、ベスト8入りの賞金1700万ドル（約23億2377万円）が待っていた。
優勝は4200万ドル（約57億4108万円）、準優勝は3000万ドル（約41億77万円）、3位は2700万ドル（約36億9069万円）、4位は2500万ドル（約34億1775万円）をそれぞれ受け取る。
国際サッカー連盟（FIFA）は、今大会の賞金だけで歴代最多の4億4000万ドル（601億5240万円）を策定した。なお、グループステージ敗退でも900万ドル（約12億3038万円）を獲得する。
（記事提供＝OSEN）
