とじる
あの時はそうだった。国中が失意に陥った。たった一球のボールのためだ。
【写真】イチローが激怒した韓国「国旗立て」の瞬間
2009年WBC決勝、3-3の同点で迎えた延長10回表、二死二、三塁。打席にイチローが登場した。マウンドに立ったのは“チャンヨン不敗”だ。
2ストライク以降から雲行きが変わった。度重なるファウルだ。カウント2-2で迎えた運命の8球目。フォークボールを上手く捉えられた。稲妻のような反応だった。打球はセンター前に飛び、その間に2人のランナーがホームを踏んだ。優勝の行方が分かれた瞬間だった。
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