ダルビッシュ有はプロデビュー初年度の2005年、春季キャンプ中にパチンコ店でタバコを吸っていたことが発覚し、物議を醸した。これには首脳陣もタバコの問題含め、若いときに学ばなければならないことが多いとしてダルビッシュを2軍送りにした。
日本ハムはプロ1年目の大谷翔平に1年間の外出禁止令を下した。外出するためには誰と、何のために出かけるのかをいちいち監督に報告しなければならなかった。もちろん、「正しい生活の男」で知られる大谷は、これについて特に気にしなかったという。すでに高校時代から校則に従って行動を自制してきたためだ。
実際、大谷は高校時代、ゲームセンターへの出入りと恋愛が禁止され、外出も限られた時間しかできなかった。そのような生活をしてきたからこそ、特別なことではかった。
中田翔はデビュー初年度、2軍の練習に40分遅刻し、1カ月間の外出禁止と罰金処分を受けた。当時、2軍で調整中だった選手会長の金子誠からは「社会人なんだからしっかりしろ」と注意された。中田は近所のコンビニにも行けなくなるなど、身動きが取れない状態になった。
日本の球団は新人に対する規律が厳しい。なかでも日本ハムの育成計画は過度に厳しく、自由を剥奪するなど閉鎖的だが、それも将来有望な新人を特別に管理するためのものだ。
ハンファがキム・ソヒョンを本当に大切にするのであれば、しっかりと育てる必要がある。野球さえ上手くやれば良いのではなく、プロとしての権利と義務を明確に教えなければならない。キム・ソヒョンをかばうのに必死なハンファは、日本ハムの事例を参考にすべきではないだろうか。
(記事提供=OSEN)