エースのダルビッシュ有をはじめ、ジョー・マスグローブ、ブレイク・スネル、セス・ルーゴの4本柱はいるものの、まだ5人目が決まっていない。また既存の4人も随所に危険要素をはらんでいるという。
そんななか、『スポーツ・イラストレイテッド』が提案した先発陣の強化策は、キム・ハソンを用いたトレードだった。
ボガーツの合流後、移籍説が絶えず提起されているキム・ハソン。ブレーブスの若手先発投手イアン・アンダーソン獲得のためには、キム・ハソンを差し出さなければならないというのが同メディアの主張の骨子だ。
イアン・アンダーソンは2020年にメジャーデビューし、2021年の9勝を経て、昨年ついに二桁勝利(10勝6敗)を挙げた選手だ。
そんな二桁勝利の実績を持つ若手投手と、対等の価値を持つ選手にキム・ハソンの名が挙がったということは、それだけキム・ハソンの価値が上昇したことも意味する。
『スポーツ・イラストレイテッド』は、「キム・ハソンは昨年、パドレスで打率0.251、11本塁打、59打点を記録し、堅固な2年目のシーズンを送った。フェルナンド・タティス・ジュニアが左手首骨折から回復する途中、禁止薬物の陽性反応で80試合出場停止になったが、この時、キム・ハソンが主力遊撃手として活躍した」と高く評価している。
もしもパドレスがキム・ハソンを譲ってアンダーソンを獲得するとなれば、完璧な先発陣が完成する。「シーズン開始までまだ1カ月半が残っているなかで、パドレスがキム・ハソン-アンダーソンのトレードを断行するならば、先発ローテーションの戦力を一層引き上げることができる」とし、「ダルビッシュ、マスグローブ、スネル、ルゴエ、アンダーソンによる先発陣は、相手に恐怖を与えるだろう」と同メディアは見通している。
なおキム・ハソンは3年目の今年、ボガーツの加入によって、二塁のファーストチョイスとしての起用が予想されている。しかし、パドレス投手陣は層が薄い反面、野手陣は依然として層が厚い。
『スポーツ・イラストレイテッド』は「パドレスは果たして、2022年ゴールドグラブ最終候補に選ばれた内野手(キム・ハソン)を喜んで出すのだろうか。一度、彼らの歩みを見守ってみよう」という意味深な言葉で記事を締めくくった。
(記事提供=OSEN)
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