大谷は19日、敵地カウフマン・スタジアムで行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打(1本塁打)、2打点、1得点を記録した。
同日、ロイヤルズの先発投手はベテランのザック・グリンキーが務めた。
MLB通算571試合(3323.2回)で224勝148敗、防御率3.46を記録したグリンキーは今年で満40歳になるベテランで、今季は15試合(76.2回)で1勝7敗、防御率4.81を記録している。
大谷は3回、グリンキーが5球目に投じた113.9kmのカーブにタイミングを奪われ、空振り三振を喫した。“アリランカーブ”で見事に抑えたグリンキーは、5回無死二塁のピンチで大谷を打席に迎えると、3ボール2ストライクのフルカウントで再びカーブを決め球として用いた。
ただ、大谷は二度同じ球種にやられなかった。グリンキーの投じた“アリランカーブ”を打ち返し、右中間を越える2ラン本塁打を放った。打球速度は188.5km、飛距離は129mに達した。
大谷は直近15試合連続で安打を放っており、熱い打撃感覚を誇っている。MLBデビュー後最長期間の連続安打記録を更新しており、今季出場72試合で打率0.300(277打数83安打)、24本塁打、58打点、OPS 1.016を記録している。本塁打数はMLB全体で見ても、22本のピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツ)を2本差で上回り単独トップを走っている。
現在のペースを維持できれば、大谷はシーズン通算で53本塁打を記録する計算となる。はたしてMLBデビュー後初のシーズン50本塁打越えとはなるのか、大谷の今後に注目したい。
(記事提供=OSEN)