「誰も止められないという言葉」が現実になりつつある。
アジア大会で3大会連続金メダル獲得にに挑む韓国男子サッカーが、最後の一歩を残した。
ファン・ソンホン監督率いるU-24韓国代表は、10月4日(日本時間)に行われた杭州アジア大会・男子サッカーの準決勝でウズベキスタンと対戦し、2-1で勝利した。
最後の相手は“宿敵”日本だ。日本は同日、終始リードした展開で香港に4-0の大勝を収めた。
先立って決勝トーナメント1回戦でキルギスを5-1で下した直後、ファン・ソンホン監督は「あと3歩だ。誰も私たちを止めることはできないと思う。選手たちと一歩一歩進んでいきたい」と自信を示していた。
準々決勝の相手は中国だった。今大会で最も厳しいチームの一つと予想された。会場の5万席が満席となり、中国ファンのブーイングと一方的な「加油」応援が負担になったためだ。
また、試合前日の9月30日には韓国女子代表が理解できない偏向判定で北朝鮮に敗れたため、中国と審判に対する憂慮が大きかった。
しかし、いざふたを開けてみると難しい試合ではなかった。韓国はホン・ヒョンソクの先制ゴール、ソン・ミンギュの追加ゴールで中国を2-0で下した。
山を越えてまた山だ。準決勝の相手は、最も有力な優勝候補の一つであるウズベキスタンだった。
選手たちの身体条件は欧州の選手たちに近かった。フィジカルコンタクトに長けた選手、愚直にプレッシャーをかける選手が多く、これまでとは違う相手だという認識が強かった。
しかし、韓国はこれさえも突き破った。 ウズベキスタンの選手たちは無謀で危険なタックルを試合中繰り広げ続けた。
結局、オム・ウォンサンが足首負傷で交代するなど不運もあったが、2-1で勝利し、決勝進出に成功した。
ファン・ソンホン監督の「誰も私たちを防ぐことはできない」という言葉が現実になりつつある。もう最後に残った1チームは“宿敵”日本だ。
ファン・ソンホン監督は4日、「予想通り難しい試合だった。サッカーがそうであるように、簡単な勝利はなかった。選手たちが意志を持って戦った。あと一発だ。すべてを注ぎ込んで金メダルを取れるようにする」とし、メダル獲得を誓った。
ファン・ソンホン監督と選手たちが日本までも破り、大会3連覇に成功するかどうか見てみよう。
(記事提供=OSEN)
前へ
次へ