38年間続いた“恨み”を晴らし、日本一に輝いた阪神タイガースに韓国メディアも驚きを隠せない様子だ。
『OSEN』は11月6日、「“前回の優勝は27歳のときだったが…”65歳老監督感激、阪神の恨みを38年ぶりに解いた」と題し、阪神に言及した。
阪神は前日の5日、京セラドーム大阪で行われた日本シリーズ第7戦でオリックス・バファローズを7-1で下し、見事日本一に輝いた。
今回、59年ぶりの関西対決として大きく関心を集めた日本シリーズだが、第7戦までもつれる大接戦の末、阪神がディフェンディングチャンピオンのオリックスをシリーズ戦績4勝3敗で制した。
ペナントレースでは85勝53敗(勝率0.616)で2005年以後18年ぶりのセ・リーグ優勝を果たした阪神は、日本シリーズも1985年以後38年ぶりに制覇した。その中心に岡田彰布監督がいた。
優勝決定後のインタビューで、岡田監督は「前回の日本シリーズ優勝は27歳のときだった。長かったが、選手でも監督でも日本一を達成できて幸せだ」と話した。
27歳の若手選手が65歳の老監督に。阪神が2度目の日本一をつかみ取るまでの38年は、それだけ長い時間だったというわけだ。
岡田監督は1985年、選手として阪神の優勝をともにした。当時は主力二塁手として127試合で打率0.342(459打数157安打)、35本塁打、101打点と活躍し、歴代屈指の助っ人打者ランディ・バースとともに阪神中心打線をけん引した。
1980年から1993年まで阪神でプレーし、選手晩年の1994~1995年はオリックス・ブルーウェーブで過ごした岡田監督は、1996年から2003年までのコーチ生活を経て、2004年に阪神の監督として指揮を執った。
翌2005年には阪神をリーグ優勝を導いたが、日本シリーズで千葉ロッテマリーンズに4戦全敗で敗れた。当時、イ・スンヨプ(現・斗山ベアーズ監督)らが活躍した千葉ロッテが、4試合合計スコア33-4で阪神を圧倒した。
2008年を最後に阪神から退いた岡田監督は、2010~2012年のオリックス監督を経て今季から阪神の監督に復帰した。
監督として10年の空白があったが、現役最高齢監督として阪神をトップに押し上げた。何より、選手・監督として日本シリーズで優勝した阪神初の人物になる栄光を享受した。
(記事提供=OSEN)
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