今冬のメジャー進出を目指す山本由伸に韓国メディアも関心を寄せている。
『OSEN』は11月9日、「“3年連続4冠王”日本最強エースを捕まえろ…ドジャースとヤンキースが動く、歴代級の契約生まれるのか」と題し、山本に言及した。
ニューヨーク・ヤンキースが今冬、アジア市場最大の注目株であるオリックス・バファローズのエース山本を獲得するため、莫大な金額を投資するという見通しが出た。
『MLB.com』は8日、「ヤンキースはオフシーズンの先発投手の補強が必要だ。ゲリット・コールを除けば、チームでERA+ 101以上を記録した先発投手はいなかった。フランキー・モンタスとルイス・セベリーノはFAになった。カルロス・ロドンのブロンクス(ニューヨーク・ヤンキース)初シーズンは負傷で点綴され、ネスター・コーテズも負傷者リスト(IL)で相当な時間を過ごした」とし、ヤンキースが先発投手の補強に乗り出すと予想した。
ジョン・ヘイマン記者とジョエル・シャーマン記者は『MLBネットワーク』で「ヤンキースがモンタスとの再契約も考慮しているが、より高い段階の目標も考えている」とし、ヤンキースの山本獲得の可能性を示唆した。
山本は日本プロ野球で通算172試合(897回)70勝29敗、防御率1.82、922奪三振を記録した特級エースだ。
今季も23試合(164回)16勝6敗、防御率1.21、169奪三振と変わらない活躍を披露し、日本プロ野球史上初となる3年連続4冠王(最多勝、防御率、奪三振、勝率)を達成した。
日本シリーズ終了直後、オリックスは山本のポスティングを認めると公式に発表した。これを受け、山本獲得を目指すメジャー球団の動きも忙しくなる見通しだ。
『MLB.com』は「『ESPN』のバスター・オルニー記者は日本のエースを迎え入れる最も有力な候補としてヤンキースを見ている」と伝えた。
オルニー記者は「皆が見てもヤンキースは2023年、大変な一年を送った。そしてブライアン・キャッシュマンGMの歴史を振り返ってみると、彼はいつも苦境に立たされるたびに同じ反応を見せた。最も早くて確実な効果が出ると信じて投手を捕まえた」と、ヤンキースが山本を獲得すると予想する理由を説明した。
続いて、「ヤンキースが山本獲得戦で勝負を席巻すると思う」と付け加えた。
しかし、別の名門球団ロサンゼルス・ドジャースも山本獲得を狙っている。
先発陣の層が薄くなったドジャースも先発補強が必要で、山本は適格だ。ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は早くも今年3月に日本を訪問し、山本を直接チェックした。資金力はドジャースもヤンキースに劣らない。アメリカ大陸の東西を代表する両球団が、山本をめぐって熾烈な獲得競争を繰り広げるものと予想される。
日本プロ野球からメジャーに進出した選手のなかで、最も高い契約を結んだ選手は田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)で、2014年にヤンキースと7年1億5500万ドル契約を結んだ。
山本は田中を軽く超える2億ドルの契約が取りざたされている。
「山本は少なくとも2億ドルの契約を獲得するというのが大方の見方だ」と明らかにした『MLB.com』は、「『MLBトレードルーマーズ』はオフシーズンのFAランキング上位50位を公開し、山本が9年2億2500万ドルを結ぶと展望した」と説明していた。
(記事提供=OSEN)
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