東京ドームで行われる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」に出場する野球韓国代表の若手外野手ユン・ドンヒが、日本の野球環境について言及した。
ユン・ドンヒは2003年9月18日生まれの20歳。野塔(ヤタプ)高校を経てドラフトでロッテ・ジャイアンツの指名を受け、2022年シーズンにプロデビューした。同年は一軍で4試合出場、打率0.154(13打数2安打)、1打点、1得点にとどまったが、2年目の今季は107試合出場で打率0.287(387打数111安打)、2本塁打、41打点、45得点、3盗塁とポテンシャルを見せつけた。
この活躍もあり、10月に行われた杭州アジア大会の野球韓国代表メンバーに選出。全6試合に出場して打率0.435(23打数10安打)、1本塁打、6打点、6得点を記録、すべての試合で安打を放つなど、韓国の優勝に大きく貢献した。また、金メダル獲得によって兵役特例の恩恵も受けた。
そんなユン・ドンヒは、来る11月16日から19日にかけて行われるアジアプロ野球チャンピオンシップの韓国代表メンバーにも選出。現在は大会に向けて、大邱(テグ)サムスン・ライオンズ・パークでの代表練習に励んでいる。
ユン・ドンヒは韓国代表の一員として東京ドームでプレーできるということだけでも胸が躍っているという。「日本は野球インフラが優れていてレベルが高い。向こうに行って学ぶことはたくさんあるだろう。東京ドームに対する期待も大きい」と笑顔を見せる。
東京ドームでは打球が遠くにまで伸びやすい。ユン・ドンヒは一発を打てる能力を持っているが、長打に対する欲は出さないと強調した。
「ホームランに対する話には耳を閉じている。ホームランを打とうと意識するとスイングが大きくなり、結果的にもっと悪くなってしまう。いつものようにやろうと思う」
なお、韓国はアジアプロ野球チャンピオンシップで16日にオーストラリア、17日に日本、18日に台湾の順で対戦する予定だ。
(記事提供=OSEN)
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