韓国メディア、メジャー挑戦の今永昇太を異例の大特集「我々を驚かせた155km」…一体なぜ?

2023年11月14日 スポーツ #プロ野球
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メジャー進出を表明した今永昇太に韓国メディアも注目している。

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『OSEN』は11月13日、「こんな左腕はメジャーにも珍しい。98勝投手級待遇…韓国を驚かせた“155km”今永、なぜメジャーが注目するのか」と題し、大々的に今永について取り上げた。

今冬のメジャー進出を目指す日本人投手では、山本由伸が最も大々的に伝えられている。

アメリカメディア『ニューヨーク・ポスト』は「ニューヨーク・メッツとニューヨーク・ヤンキースが山本の年俸を2億ドル以上に引き上げる」とし、山本のジャックポットを予告した。

そんな山本に比べると関心度は足りないかもしれないが、もしかすえば「低評価優良株」としてメジャーデビューする可能性が高い今永に対する関心も少なくない。

今永は11月13日、記者会見を通じてメジャー挑戦を公式に表明した。11日には今永の所属する横浜DeNAベイスターズが、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認したことを発表していた。

2015年のドラフトでDeNAの1位指名を受け、翌2016年からプロ入りした今永は、通算8シーズンで165試合64勝50敗4ホールド、防御率3.18の記録を残した。

2020年シーズンが終わってからは肩の手術を受けたこともあったが、成績は退歩しなかった。2022年は21試合で11勝4敗、防御率2.26(143.2回、自責点36)、132奪三振の記録を残した。

2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では左腕スウィングマンの役割を果たし、1次ラウンドの韓国代表戦でダルビッシュ有に続く2番手として登板し、3回3被安打(1被本塁打)、3奪三振、1失点の力投を繰り広げた。

また、アメリカ代表との決勝では先発登板し、2回を投げて4被安打(1被本塁打)、2奪三振、1失点の力投で侍ジャパンを優勝に導いた。大会通算3試合の登板で、6回7被安打(2被本塁打)、7奪三振、無四死球、2失点の好投を披露した。

今永昇太
今永昇太(写真提供=CTK Photo/アフロ)

WBC終了直後にスタートした2023年シーズンは準備が遅れたが、22試合で7勝5敗、防御率2.80(148回、自責点46)の成績を残した。

特に、レギュラーシーズンでは最速153km、平均148kmの強力なストレートにスプリットも駆使し、174奪三振を記録した。9回当たりの奪三振数は10.58個に達する。

3年連続4冠(最多勝、最多奪三振、最優秀防御率、最高勝率)に輝いた山本の経歴には及ばない。しかし、関心と需要は明らかだ。

『MLB.com』は12日、今永を紹介する記事を掲載し、「今永は山本ほど多くの関心を受けなかったが、この30歳の左腕投手は日本プロ野球最高の先発投手の一人だ。潜在的に先発2~3番手の価値を持つ投手として、メジャーの投手陣に大いに役立つ」と説明した。

同メディアはなぜ今永の評価が高いのかをWBC当時のスタッツキャストのデータを基準に説明し、メジャー平均以上の左腕先発投手という点を強調した。

今永はスタッツキャストでストレートが平均94.4マイル(約152km)、最高96.2マイル(約155km)を記録し、1分当たりの回転数(RPM)は2566回を記録したと説明した。

同メディアは「強固な球速と高い回転数で相手の空振りを誘導できるライジングファストボールを持っていることがわかる。メジャーの左腕先発のストレートの平均球速は92.9マイル(約150km)、1分当たりの回転数は2234回だ」と説明した。

併せて、今永のスプリットにも注目した。

同メディアは「最も興味深いのは今永のスプリットだ。今永のスプリットをほかの日本人投手と比較すると、80マイル後半から90マイル序盤の大谷翔平のスプリットよりは、千賀滉大の“おばけフォーク”により符合する」とし、「また、スプリットを投げる左腕投手はメジャーでは珍しい」と希少性を強調した。

『ESPN』が選出したメジャーのFA上位50人では、今永は全体11位にランクインした。

同メディアは「今永はそれほど速いボールを投げないという点、それでもストレートを活用する技術が良いという点で、ソニー・グレイと似ている。両投手は良い感覚を持った賢いベテランで、オフスピードの球種が優れており、先発2番手あるいは3番手でも問題ない」と伝えた。

また、「グレイより4歳年下であるため、4年1億ドル近くもらえる。日本プロ野球トップクラスの投手がメジャーに進出する際に記録した年俸を勘案すれば肯定的な評価だ」と説明した。契約規模は4年6800万ドルと予想した。

さらに、『SNY』は「メッツ先発陣において非常に強力な選手になれる」とし、「ソニー・グレイや矯正プロジェクトが必要なルイス・セベリーノよりははるかに良い投資になりうる」とし、グレイより良いという評価まで下した。

グレイは2013年にオークランド・アスレチックスでデビューした11年目の投手で、通算279試合(うち先発登板270試合)で98勝85敗、防御率3.47を記録したベテラン先発投手だ。『ESPN』はグレイの契約規模を3年6900万ドルと予測した。

今永のメジャー挑戦は幕を開けたばかりだ。果たして今永も日本人先発投手のメジャー成功の系譜に続くことができるのか、関心が集まっている。

(記事提供=OSEN)

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