1993年に発足し、今年で32シーズン目を迎えたJリーグ。
日本サッカーはこの32年間で大きな発展を遂げ、今となってはワールドカップ常連国にまで成長した。また、海外移籍も珍しいものではなくなり、プレミア、ブンデス、リーガ、セリエA、リーグアンなど、欧州トップリーグで日本人選手が活躍している。
ただ、移籍先は欧州だけではない。お隣・韓国へと移籍する選手も増えているのだ。
近年では、代表経験もある江坂任(浦和レッズ→蔚山HD FC)をはじめ、神谷優太(清水エスパルス→江原FC)、小塚和季(川崎フロンターレ→水原三星ブルーウィングス)などが韓国クラブへと移籍している。今季は8人の日本人選手がKリーグでプレーしているのだ(1、2部)。
そのなかの一人が三幸秀稔。ユッキーナこと“木下優樹菜の恋人”としても知られる人物だ。
三幸は2012年にヴァンフォーレ甲府でプロデビューを果たすと、SC相模原(14)、レノファ山口(16~19)、湘南ベルマーレ(20~21)、大宮アルディージャ(22~23)と渡り歩き、2023年12月29にKリーグ2(2部)の忠北清洲FCへと完全移籍した。
Jリーグでは1~3部の3カテゴリーでプレーし、トライアウトにも参加した経験を持つ苦労人の三幸。日本でのキャリアを引っ提げ、初の海外挑戦となったわけだが、現状はどうなっているのだろうか。
結果から言うと、この移籍が成功だったとは言い難い。三幸が所属する忠北はリーグ戦16試合を終えた現在、4勝3敗9分けで13チーム中9位に位置している(6月17日時点)。なかなか上位浮上のきっかけが掴めないチームで三幸は、3試合の出場にとどまっている(途中出場2、先発出場1)。
しかもベンチ外の試合も少なくなく、ゴール、アシストはともにゼロ。そのため、現地ポータルサイトで彼に関するニュースを検索すると、6件しか出ない状況。しかも、6件中3件が忠北移籍のニュースで、もう3件は恋人・木下優樹菜とのラブラブな日常をピックアップした内容。そもそも出場機会がほぼないので、試合に関する記事が一件もないのだ。
今年で31歳とベテランの域には入ったものの、まだ老け込む年齢ではないはずだ。恋人関連ではなく、韓国の地でもうひと花咲かせられるのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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