今や韓国はもちろん、日本や世界各地で人気のK-POPガールズグループたち。
次々と新しいグループが誕生する一方で、メディアや音楽関係者も気づかない内に消えてしまうガールズグループも多い。
「LPG」もその一つだ。2005年に4人組としてデビューすると、2009年にはメンバーを総入れ替えして5人組に。さらに、2013年にもメンバーを総入れ替えして9人組として再出発するも、これといったヒット曲も出せぬまま自然消滅していった。
そんな無名のLPGだが、不思議なことに“筋肉女子”が多いのだ。
例えば今回紹介するイ・ウンジも、かつてLPGの3期生として活動していたアイドルだった。
イ・ウンジは2018年10月6日、韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会『マッスルマニア』に出場。その意外な転身には、「元LPGのイ・ウンジ、こんなにセクシーだったとは」(『スポーツソウル』)と韓国メディアも驚いたほど。
ただ、イ・ウンジが身体を鍛え始めたのはなぜだったのか。彼女は韓国メディアにこう明かしている。
「学生時代からずっと“歌手になりたい”という夢だけを追ってきたので、芸能界から去って社会生活を送り始めると、自分はこれから何をすればいいのかわからなくなってしまったんです」
「そして悩んだ末に出した結論は、“何でもやってみよう”でした。どんなことにもチャレンジしてみよう、と。そんな時、たまたまテレビで見て知ったのが『マッスルマニア』で、“私もやってみよう”とすぐに決めました」
そうしてボディメイクに取り組み始めたイ・ウンジだが、肉体改造中はアイドル時代とは比較にならないほどの過酷なトレーニングはもちろんのこと、持病の血管炎や腎炎にも苦しめられたという。毎朝目が覚めると、むくみや発熱、眩暈に襲われたというが、イ・ウンジは解熱剤などの薬には頼らなかった。
「正しい食事管理が、健康な身体、美しい身体を作るということを証明したかったんです」
イ・ウンジのボディメイクにかける覚悟が伺える言葉だ。そんな努力の末に『マッスルマニア』に出場し、見事に5位入賞したのだった。
「フィットネスを本格的に始めてから、しばらく忘れてしまっていた“何かを成し遂げたい”という気持ちが蘇ってきました。大会で良い成績を残したいと思うようになったんです」
「それに、精神的につらい時も運動をすると楽になりました。いまでもストレスを受けたり、つらいことがあったりしたときは、運動をするのが習慣になっています。何も考えずに運動だけに集中すると、心が軽くなるんですよ」とイ・ウンジは語っている。
持病に苦しみながらもボディメイクに取り組み、その健康美が注目を集めたイ・ウンジ。元アイドルの挑戦は、今も語り継がれている。
(構成=サーチコリアニュース編集部)
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