韓国のテレビ局MBCの気象キャスターが生前、職場でいじめに苦しんでいたという疑惑と関連して、警察が立件前調査(内査)に着手した。
【写真】「本当腹が立つ」と書いた2カ月後…突然亡くなった気象キャスター
2月3日、警察によると、ソウル麻浦(マポ)警察署は1月31日にMBCの気象キャスター、オ・ヨアンナさんの事件を捜査するよう求める国民申聞鼓(オンライン請願)を受理し、内査を開始した。
これに先立ち、あるネットユーザーが1月、国民申聞鼓を通じて警察と雇用労働部にオ・ヨアンナさんの職場内でのいじめ疑惑事件に関する捜査を求める告発状を提出した。
告発人は、MBCのアン・ヒョンジュン社長および関連部署の責任者、同僚の気象キャスターに対して、証拠隠滅教唆、業務上過失致死、ストーカー処罰法違反などの疑いがあると主張している。
さらに、MBCの経営陣による重大災害処罰法違反の有無についても調査を求め、アン社長に対する捜査依頼書を警察に追加で提出した。
オ・ヨアンナさんは2021年にMBCに入社し、2024年9月に突然この世を去った。
彼女が亡くなってから約3カ月後の1月27日、彼女が残した文章gがメディアを通じて公開され、遺族がMBC職員A氏を相手取り、ソウル中央地裁に損害賠償請求訴訟を提起したことが明らかになった。
その後、オ・ヨアンナさんが生前、職場でいじめに苦しんでいたという疑惑が浮上した。
これを受けてMBCは真相調査委員会を設置し、オ・ヨアンナさんの正確な死因と真実の究明に乗り出すことにした。
(記事提供=時事ジャーナル)
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