韓国代表監督として侍ジャパンとも対戦経験のあるリュ・ジュンイル氏が、自身の前妻と関連する事件に自ら国民請願に乗り出した。高校3年生の男子生徒と「不適切な関係」を結んで物議を醸した前妻が検察から「嫌疑なし」と判断されると、リュ・ジュンイル氏が実名を公開してまで問題を提起したのだ。
【画像】高3男子と不倫した女教師、“体液”が付着したコスプレ衣装
12月4日までに『聯合ニュース』などの韓国メディアが報じたところによると、国会国民同意請願掲示板にはリュ・ジュンイル氏が掲載した文が掲示された。同氏は「家族が経験した傷が繰り返されないよう制度改善が必要だ」とし、これまでの過程が不当だったと訴えた。
リュ・ジュンイル氏は自らを「学生との不適切な関係疑惑を提起した通報者」と紹介し、「事件処理の過程で教育行政と司法機関の両方に大きな失望を感じた」と伝えた。
同氏は、自身の前妻だった女性A氏が、当時高校3年生だった男子生徒と長期間不適切な交際を続けていたという状況が確認され、自身の孫も数回ホテルに同行していた事実にも大きな衝撃を受けたと主張した。
また、「現場で確保された物証と状況にもかかわらず、捜査が十分に行われなかった」とし、「区庁は虐待ではないという判断を下し、学校は責任がないという立場だけを繰り返した」と強調。「学生を性的対象化した疑い、未成年者を不適切な場所に同行させた事実、学校の管理不備などは決して軽く見過ごす問題ではない」と批判した。
リュ・ジュンイル氏によるとA氏は現在、教職復帰に向けて準備を進めており、教育庁も復職に問題がないという趣旨の回答を出したと伝えられた。同氏は「学生と児童を保護するため、児童福祉法と捜査基準が必ず強化されなければならない」と主張した。
当該の事件は、A氏が2023年8月から2024年1月までの間、当時高校3年生だった男子生徒B君とソウルや京畿(キョンギ)、仁川(インチョン)など複数のホテルに宿泊し、性的関係を続けていたという疑惑から始まった。A氏は当時、生後1年余りだった息子も一緒に連れて行っていたという理由で、児童虐待容疑も併せて告訴された。
しかし、ソウル南部地検は去る11月14日、A氏の嫌疑を認めるのは難しいとして不起訴の決定を下した。検察は「2人が恋愛関係だったという状況はあるが、満18歳になる前に性的行為があったと見るに足る十分な証拠がない」と説明した。児童虐待容疑も同じ理由で嫌疑なしと判断された。
これに前夫のリュ・ジュンイル氏は前日、検察に抗告状を提出し、法的対応を続ける意思を明らかにした。同氏はCCTV(防犯カメラ)の映像やホテルの予約内訳、各種購入記録、DNA鑑定結果などを提出したが、受け入れられなかったと主張した。
リュ・ジュンイル氏は2013年WBCや2023年杭州アジア大会、2023年アジアプロ野球チャンピオンシップ、2024年WBSCプレミア12などで韓国代表の監督を務め、侍ジャパンとも数多く対戦経験のある指導者だ。
そんな人物が実名を出してまで国民請願を出したことで、終結したように見えた事件は再び公論化された。リュ・ジュンイル氏の訴えが今後、検察の再検討の有無と制度改善の議論につながるか関心が集まっている。
(記事提供=OSEN)
■【画像】高3男子と不倫した女教師、“体液”が付着したコスプレ衣装
前へ
次へ