日本のゴルフ界を騒がせた女子選手と男性コーチの“30歳差”交際騒動。アン・シネやユ・ヒョンジュなど多くの美人ゴルファーを擁するお隣・韓国でも、過去に類似のトラブルがあったことをご存じだろうか。
女子ゴルファーの都玲華(21)は、『週刊文春』で報じられた石井忍コーチ(51)との交際を認め、自身のインスタグラムで交際関係およびコーチ契約の解消を発表した。“ミヤコレ”の愛称とキュートなビジュアルで人気を集め、今季プロ1年目ながら来季シード権を獲得した実力派ルーキーだっただけに、今回の交際騒動は多くのファンに衝撃を与えた。
そんな都玲華と石井コーチのケースとよく似た事例が、昨年6月に韓国でも話題となった。当時、ケーブルチャンネルJTBCで放送された時事番組『事件班長』(原題)で、「ゴルフコーチの夫が不倫をしていた」という妻の情報提供が取り上げられたのだ。
情報提供者の30代女性A氏は、ゴルフコーチを務める夫B氏と交際中の2年前に子どもを授かり、結婚式より先に婚姻届を提出した。しかし妊娠6カ月目に入った直後、夫B氏の“怪しい行動”が露見。師弟関係にあった女子プロゴルファーC氏と、A氏の自宅からわずか5分の距離にあるモーテルや居酒屋を頻繁に利用していたというのだ。モーテルとは日本でいうラブホテルのような宿泊施設で、A氏の知人らが2人の姿を目撃していた。
さらにA氏は「夫B氏とC氏がベッドで横になりキスをしている映像」や「C氏が(夫B氏宛てに)送った露出写真」「2人が作成したバケットリスト(死ぬまでに果たしたいこと)」などを発見。バケットリストに「(B氏と)結婚すること」と記されていたことから不倫を確信し、追及の末、夫は「申し訳ない」と事実を認めた。
A氏は「C氏は夫の弟子だったので、夫が既婚者であり私が妊娠していたことを知っていた。それでも夫を誘惑したと聞いた」と主張。不倫発覚後、C氏はA氏へ「面目がない。あまりにも後悔している。直接伺って丁重にお詫びしたい」とメッセージを送ったが、A氏は「謝罪の後、C氏が自身の試合関連の記事をSNSに自慢するようにアップしているのを見た。揶揄されているような感覚だった」と振り返った。
また、A氏は「静かに収束させたかったが、C氏側が“考えが幼かった”と年齢を理由に釈明や脅迫のような言動をしてきた。交際中の浮気という程度ではないのに、軽く考えているように見えたので警戒心を与えるために情報提供した」と、不倫発覚後もトラブルが終結していないと説明。C氏の所属事務所側は当時、「不倫というよりも、師弟関係で男性側が指導者の立場として何らかの圧力をかけたのではないか」と、“不倫ではない可能性”を提示していた。
B氏の“不倫相手”とされた女子ゴルファーC氏は20代前半の若手で、夫B氏は30代前半だったた、およそ10歳の年齢差があったことになる。C氏はこの騒動によりスポンサー社がすべて降板することになったが、同年9月の韓国女子ツアーで初優勝を果たし、その年の獲得賞金は4000万ウォン(約400万円)超。2025年シーズンも出場30大会中20大会で予選突破を果たすなど安定した成績を残した。SNSでは日常写真やオフショットを投稿しているものの、2024年9月以前の投稿はなく、コメント欄は閉鎖されたままだ。
指導者と選手の間に生じるプライベートな問題、とりわけ不倫トラブルとなれば、その影響は当事者間に留まらず競技全体のイメージにまで及ぶ。注目度の高い選手であればなおさら、競技と私生活の境界線をどのように保つのかが問われる時代になっている。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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