5歳の子供を虐待して命を奪った疑いで起訴された韓国のテコンドー教室館長に対し、検察が無期懲役を求刑した。
検察は12月19日、議政府(ウィジョンブ)地裁・第11刑事部(オ・チャンソプ部長判事)の審理で行われた30代のテコンドー教室館長A氏の児童虐待致死容疑に関する最終公判で、A氏に無期懲役を求刑した。
検察は「テコンドー教室を運営する被告人は、児童虐待犯罪を防ぐ立場にありながらも、被害児童を継続的に虐待した」と指摘。「社会的に大きな波紋を引き起こした点、重大な犯罪に手を染めた点を考慮した」と求刑理由を述べた。
A氏は今年7月12日の午後、京畿道・楊州(ヤンジュ)市にある自身のテコンドー教室で、5歳の男児を丸めたマットの中に逆さまに入れ、およそ27分間、呼吸ができない状態にして死亡させたとされる。
当時、男児は「出してほしい」と叫び、現場にいた教室の指導員も「出すべきだ」と提案したが、A氏は放置し続けたことが明らかになっている。
さらにA氏は、その児童をマットの中に放置する以前にも、顔や体を何度も殴るなど、虐待を繰り返していたことが調査で判明した。
児童は意識不明の状態で病院に搬送されたが、11日後にこの世を去った。
(記事提供=時事ジャーナル)
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