最近、ソウル市・陽川(ヤンチョン)区のある高校で、生徒が教師の顔を殴打する事件が発生した。
社会的な怒りが広がる中、李周浩(イ・ジュホ)副首相兼教育部長官が「本当に衝撃的」とし、教育行政の責任者として国民に謝罪の意を示した。
李副首相は4月25日午前、国会教育委員会に出席し、与党「国民の力」のチョン・ソングク議員から同事件に関する質疑を受けた際、「本当に衝撃を受けた」と語った。
続いて「瑞二(ソイ)小学校の教師死亡事件以降、国会と協力して様々な法整備や政策を推進してきたにもかかわらず、このようなことが再び起きてしまい、国民の皆さまに一層申し訳なく思っている」と述べた。
さらに、「二度とあってはならないことが繰り返されている現状に、教育部長官として非常に残念に思う」とし、「教員の権利保護に関する“死角”がないか、より丁寧に見直していきたい」と付け加えた。
問題の事件は今月10日、ソウル市陽川区のある高校の教室内で発生した。高校3年生の男子生徒Aが口論の末、女性教師Bの顔を殴ったというもので、一連の流れは同級生によって撮影されていた。この動画がSNSなどで拡散され、“二次加害”の議論も巻き起こっていた。
ソウル市教育庁によると、Aに対する処分の内容を決定する地域教員権利保護委員会は、今月末に開催される予定だという。
(記事提供=時事ジャーナル)
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