度を超したトラブルの連続に、韓国内でも「韓国でずさんな管理をされた飲食物は食べるのが怖い」「口にするものなのに、この意識の低さはどうにかしてほしい」など批判の声が止まない状態だ。
こうした事態を受け、韓国教育部は全国の学校に納品している業者170カ所を全点検することを明かした。
その対象となったのが、2度も“カエル混入”を起こしたヨルムキムチを扱う業者であり、7月にかけて食品安全管理認証基準(HACCP)を担当する食品医薬品安全処と合同調査が行われる。
キムチの納品業者の衛生と異物管理の全体的な実態を確認し、原材料および製品管理、保管・洗浄・調理に至るヨルムキムチの製造過程、異物検収などが具体的に評価される予定だ。
不祥事続きの韓国キムチ産業だけに、結果が恐ろしいことにならないことを祈るばかりだ。
また、この調査結果が出そろうであろう夏休み前まで、ヨルムキムチを除外するようにも指示を出している。
政府による迅速な対応だが、国民の反応は冷ややかだ。「ヨルムキムチだけを目の敵にしても根本的な解決にはならない」「そもそもキムチだけをチェックするのではなく、全体的なチェックが必要だ」など、韓国内での飲食物の衛生管理に異を唱える声が多く上がった。
相次ぐ不祥事によって、若者のキムチ離れまでささやかれる韓国。「キムチ宗主国」の名誉は挽回できるのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部)