事故から約10日が経過した現在も、余波が収まらない韓国・ソウル梨泰院(イテウォン)の雑踏圧死事故。
11月8日には雑踏事故を未然に防げなかった原因が、今年5月10日に就任したユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が実施した、大統領府の移転が原因だという声が挙がっている。
韓国紙『ハンギョレ』は11月7日、政党「共に民主党」に所属するキム・フェジェ議員室がソウル警察庁から受け取った「龍山(ヨンサン)警察署の超過勤務現況」という資料を引用し、警察の超過労働を明かした。
大統領府が青瓦台(チョンワデ)から龍山国防部庁舎に移転したあと、今年第2四半期と第3四半期の龍山署交通課の超過勤務時間が、昨年同時期よりも1万48時間(2万6998時間→3万7046時間)増えたと伝えている。