梨泰院雑踏事故の原因と主張された大統領府の移転は何故行われたのか、現状すべてが裏目か

2022年11月09日 社会
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龍山署の交通課は大統領が移動する際の交通管理や、大統領府近隣の人員統制を行っている。大統領府の移転直前(2022年2月時点)には70人ほどだった交通課が、移転後(2022年10月時点)には89人が勤務していたため、同課の警察官は1人当り30時間(386時間→416時間)も超過勤務をしていた計算となる。

そして交通課だけでなく、龍山署全体の超過勤務時間も昨年同時期より大幅に増化。第2四半期には約1万5513時間、第3四半期には約9446時間も増えたことがわかっている。

写真はイメージ(写真=写真AC)

要するに、龍山区に大統領府が移転したことで、そのしわ寄せが今回の事故に繋がったという見立てだ。

キム・フェジェ議員も「龍山への大統領府移転による大統領の警護に警察の人材が集中し、国民の生命と安全は後回しになってしまったのではないか」と指摘している。

では何故、大統領府の移転は行われたのか。

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