韓国における教師の立ち位置は難しく、特に近年は教権の低下が大きな問題となっている。
しかし、問題視されるのは常に生徒や親ばかりではない。問題教師というのも確かに存在するのだ。
6月8日、ソウル市教育庁によると、ソウル城北区のとある女子高校で数学教師を務める40代の男性A氏が、4月末に職位解除されたことがわかった。
というのも、A氏は去る3月、3つのクラスで「学生たちの眠気を覚ますため」と称し、男性の下着のなかにキムチを注ぐユーチューブ映像を授業中に流したのだ。
当然、この行為はすぐに問題となった。通報を受けた教育庁が当該映像を見た学生たちにアンケート調査をした結果、半数以上が「不快だった」と答えたという。
このニュースに、韓国ネット民からは「もっと強い罰を与えるべきだ」「先生のレベル低下が著しい」「授業中に眠くならないような、充実した授業を準備するのが肝心ではないのか」「グロ画像を見せられた学生たちがトラウマにならないか心配」など、冷ややかな意見が寄せられていた。
教権低下が問題視されて同情されがちな韓国の教師だが、全体の権威を下げる問題教師がいないわけではないということも知らなければならない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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