お酒好きが多いとされる韓国だが、近年は飲酒事情に変化が見られるようだ。
韓国疾病管理庁は最近、満19歳以上の成人の飲酒行動に対する直近10年間の推移変化と、飲酒行動などの分析結果を盛り込んだ「国民健康栄養調査基盤の飲酒深層報告書」を発刊した。
報告書によると、飲酒率は女性よりも男性の方が高く、年齢別では男性の場合40~50代、女性の場合20~30代が高いことがわかった。
年間飲酒者の高リスク飲酒率では、一度の飲酒で男性は7杯、女性は5杯以上を週2回以上飲んだ割合を見ると、男性は2012年の25.1%から2021年は23.6%と減少したが、女性は2012年の7.9%から2021年は8.9%に微増した。
また、持続的危険飲酒率(年間飲酒者のうち一度の飲酒量が男性は5杯、女性は3杯以上を週4回以上飲んだ割合)では、男性の場合10%、女性は3%の増加を記録。なかでも、男性は50~60代、女性は30代が最も高かった。
お酒を楽しむ飲むのは良いが、トラブルも付き物だ。
実際、韓国健康増進開発院から提出された「2022年大国民飲酒認識調査結果」資料によると、直近1年間で飲酒経験のある回答者のうち、飲酒後に後悔した経験を持つ人は62%だった。
そのほか、「飲酒によって前日の夜のことを覚えていなかった経験」が45.4%、「お酒を飲み始めて止められなかった経験」が44.3%などと続いた。
また、「本人の飲酒を家族や医師が心配したり、禁酒勧告を受けた経験」が30.8%、「本人の飲酒によって自分が傷ついたり、他人を傷つけた経験」は19.2%を記録した。
これらの結果を受け、韓国ネット民の間では「毎日飲んでは後悔し、また飲んでの繰り返し」「翌日に話を聞いて消え去りたくなるときがある」など、飲酒による失敗談や後悔を語るコメントが飛び交っていた。
酒は飲んでも飲まれるな。ほどよい飲酒ライフを楽しみたいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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