韓国では年始早々、モーテルの室内をゴミまみれにして逃走した客に対するオーナーの怒りの投稿がネット上で話題を集めた。
問題の部屋は、酒や食べかけの食べ物、タバコの吸い殻などが散乱し、あちこちが黒く汚れていた。ベッドも白いはずのシーツが黒く汚れきっているなど、見るだけで震えが止まらない悲惨な状態だった。
当時は韓国ネット民の間でも「酷すぎる」と話題になったが、最近、同様の事件が釜山(プサン)のオフィステルでも起こったようだ。
問題となったオンラインコミュニティ上の投稿を見ると、「腐った臭いがする」と通報を受けたという賃貸人A氏による衝撃の画像が公開されていた。
画像に広がるのは床すら見えないほどのゴミの山。さらには「トイレに関しては、心臓が弱い人は見ない方がいい」という注意書きとともに、排泄物が散らばっている衝撃の画像もアップされた。
驚くべきは、この部屋を借りた人物が20代の女性だったというわけだ。
投稿したA氏は、「こんな写真を載せてもいいのかと何度も悩んだが、テロと変わらない」と憤りを伝えていた。
これを見た韓国ネット民は、「そのテナント名と地域を公開して欲しい。私は間違っても借りたくない」「精神が病んでいるとしか思えない」「犬小屋以下。同じ人間とは思えない」など、宿泊客に対し辛辣な批判を伝えていた。
なお、オフィステルとはオフィスとホテルを組み合わせた宿泊施設で、韓国で一般的な居住空間として定着している。
オフィスとしても住まいとしても使える空間であり、建物自体も住宅街ではなく商業施設が集まる好立地に位置するため、通学や通勤をしやすいのが特徴だ。管理人が常駐することが多く、1~2階はお店が入っていることが多い。
なお、韓国では貸借人が家を乱雑な状態にして逃げた場合には、法的に「契約一方の破棄」とみなされ、損害賠償訴訟を提起できる。
賃貸人は原償回復費用を保証金から使用し、残りを返すことができ、原償回復費用が保証金より超過した場合には追加的な損害賠償訴訟を提起することができる。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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