少子化が進む韓国。その影響は若者にしっかりと直撃し始めている。
8月29日、教育部と韓国教育開発院(KEDI)は今年4月時点での全国の幼稚園、小学校、中学校、高校、大学の基本事項を盛り込んだ「2024年教育基本統計」を公開した。
同調査によると、韓国内での幼稚園生から高校生までの数は568万4745人で、昨年4月(578万3612人)に比べて9万8867人(1.7%)減少したことが明らかになった。
韓国の学生数は2010年から2013年までは700万人台だったが、減少が続いて今や570万人を切るまでになってしまった。
なお、学生数の減少は低学年になるほど顕著で、幼稚園生が49万8604人と前年比2万3190人(4.4%)減り、小学生は249万5005人で10万8924人(4.2%)減少している。
この影響もあり、韓国内では幼稚園の廃園化が進んでいるのだ。昨年4月には2万605校あったが、今年4月の調査では2万480校にまで減ってしまった。1クラスの平均学生数は幼稚園が15.7人、小学校が20.0人、中学校が24.5人、高校が23.4人だ。
こうした結果に、韓国内でも「子供も減ってるけど、教師も減ってるからバランスはいいのかな?」「自分が生きるだけで大変だから、子どもを育てることは厳しい」「学校の友達が少なくなるのは悲しいことだ」など、多くの意見が見られた。
学生数の減少は子どもたちにとっても悲しいことだ。一朝一夕に解決する問題ではないが、どうにかしなければならない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
前へ
次へ