「マッチングアプリで出会った男に暴行された!」警察に通報した女性が懲役刑に、一体何が?

2024年06月19日 社会 #犯罪
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少子化が深刻なレベルに達してしまった日本。

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6月5日に厚生労働省が公表した人口動態統計の概数によると、2023年の日本の合計特殊出生率は1.20で過去最低だったという。また東京は0.99と1を下回り、47都道府県中、最下位となった。

このような状況を打破すべく、小池百合子都知事が推進しているのが「マッチングアプリ」だ。東京都独自のアプリを開発・運用することで、若年層の婚活を支援するという。

厳格な本人確認、誓約書への署名でトラブルを防ぐとしているが、不安の声は少なくない。また、“若者の結婚離れ”は価値観の変化、経済格差なども原因の一つとされていることから、マッチングアプリ一つで婚姻数の増加、出生数の増加に直結するとは言い難いだろう。

そんななか、お隣・韓国でマッチングアプリに関する驚きの事件が起きた。

マッチングアプリ
写真はイメージ(写真AC)

今年4月、マッチングアプリで出会った男女の性加害に関する裁判が行われた。ただ刑罰が下されたのは、無理矢理行為に及んだ男性側ではなく、女性側だったのだ。

4月24日、慶尚南道(キョンサンナムド)・昌原(チャンウォン)地裁は20代女性に懲役8カ月を宣告。罪名は誣告(ぶこく、事実とは異なる内容で人を訴えること)罪。

女性は2022年7月、昌原のホテルでマッチングアプリを介して出会った男性から、強制的に3回もの性的暴行を受けたとして警察に通報。しかし、これは真っ赤な嘘だった。

調査では、2人は互いに合意したあとに体の関係を持っていたことがわかっている。

裁判所は、「性犯罪の加害者と名指しされた場合、社会的地位や人間関係などが破壊される。そのため、性犯罪に対する誣告は厳しく処罰する必要がある」「男性が相当な経済的損失、精神的苦痛を受けたと見られ、処罰を望む点などを考慮した」とする一方で、「女性が犯行を自白して反省していた点、初犯である点、民事訴訟で金銭を支給し、一部被害が復旧された点などを考慮した」と量刑理由を伝えた。

このように、マッチングアプリ関連の犯罪は少なくない。一般的に性犯罪は男性側が加害者になると思われがちだが、上記のような事例もあるため、男女共に気を付けなければならないだろう。

都が推進するアプリも本人確認などを徹底するとしているが、“よからぬこと”に使おうとする者も存在するはずだ。

アプリよりも、若者が「結婚できる/したい」と思えるように経済状況を安定させる方が先だと思うのだが…。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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