女性被害者に対して嫌悪感丸出し!? 韓国警察の暴言が酷すぎる…!!

2017年12月01日 社会
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暴力・性犯罪事件の被害者である女性に対し、「警察が二次被害を与えている」との主張が物議を醸している。

韓国の女性・市民団体424団体による「警察の女性暴力対応全面刷新のための共同行動」(以下、共同行動)は11月30日、ソウルで記者会見を開き、被害者の女性らが受けた警察による二次被害事例112件を公開した。

その被害事例は女性団体「韓国女性の電話」などが収集し、本人の許可を得て公開したもの。詳細を見てみると何よりも目立つのは警察による暴言の数々である。

セクハラと女性嫌悪のオンパレード

とある被害者は、包丁を持った弟に「死んだように生きろ」などと脅迫されて警察に通報したところ、「その歳になるまで嫁に行かず実家で暮らしている君にも問題がある」と言われたという。

また、父親に暴力を振るわれて警察に助けを求めた被害者には、「だからなぜ父に逆らうんだ。俺も君の年頃には殴られながら育った」「君が男のプライドを傷つけたからこんなことになったんだ」「殴られそうなことをするから…」などと語ったらしい。

彼氏と喧嘩の末に顔を殴られた女性には、「ブスだから整形するためにわざと喧嘩を売ったんじゃないか」など、それこそ“ミソジニー(女性嫌悪)”を露わにする暴言のオンパレードである。

それだけではない。明らかなセクハラも多かった。

「君が可愛いから(加害者が)やりたいと思ったんだろう」などと言われた強姦未遂の被害者や、「どうして女が夜遅くまでお酒を飲んで出歩くのか」と説教された痴漢の被害者も。

ストーカー被害に遭った女性は、慰めの言葉どころか「人気が高くて羨ましいですね」と冷やかされたそうだ。

共同行動がこのような事例を収集したのは、11月2日に起きた事件がきっかけだという。

ソウルの某DV被害者保護施設に加害者が侵入した際、通報で駆けつけた警察官が加害者を擁護する事態が発生したのだ。

「いきなりタメ口」ネット民からも非難

収集した112件の事例を警察庁に渡した共同行動は、「警察は恥を知り、女性が被害者となる暴力事件の対応システムと認識を全面的に見直すこと」と主張した。

これを受け、韓国のネット民からは「こんな奴らに捜査権を与えるんだと? 冗談じゃない」「自分の娘が同じ目に遭ってもそんなことをいえるのか」「韓国は女性嫌悪の天国」「初対面なのにいきなりタメ口全開になる警察官もいた。不快だったよ」「韓国の警察がダメなのは、人手不足じゃなくて人間のクズが多いからだよ」といった、非難のコメントが寄せられた。

呆れ返る実態が度々指摘されている韓国警察。今回のことが改善につながればいいのだが、はたして。

 

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