厳正な遵法精神を持たなければならない韓国警察官の犯法行為が蔓延していることが明らかになった。
過去5年間で現行法違反により起訴され、裁判にかけられた警察官が1200人を超えていたのだ。
10月9日、国会・行政安全委員会所属のハン・ビョンド議員が警察庁から受け取った資料によると、検察の起訴処分を受けた警察官は2019年224人、2020年227人、2021年281人、2022年259人、2023年275人だった。
5年間で起訴された警察官は計1266人だ。
容疑を分類すると、刑法違反が491人で最多。道路交通法違反346人、交通事故処理特例法違反174人、特定犯罪加重法違反が44人で後に続いた。
また、性暴力処罰法によって起訴された警察官も37人に達しており、性売買処罰法とストーカー処罰法でそれぞれ7人が起訴されている。
興味深いのは、自浄作用の欠如だ。ハン・ビョンド議員は、検察の起訴処分者に対する司法部の処罰とは別に、警察内部でどのような懲戒が下されたのかを調べてみると、32%に達する404人は何の懲戒も受けなかったと指摘した。
ハン・ビョンド議員は「誰よりも厳正な遵法精神を持たなければならない警察官の犯法行為が蔓延しているが、起訴された警察官の半分は軽い懲戒で終わるか、懲戒がなかった」と述べ、「軽い懲戒を止揚し、厳罰を通じて崩れた公職綱紀を正さなければならない」と主張した。
韓国警察官の不甲斐ない実態が明らかになったことを受け、多くの市民が警察の抜本的な改革を求めている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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