性犯罪で懲役8年の判決を受けて服役し出所するも、5カ月後に再び性的暴行に手を染めた40代の韓国男性が重刑を言い渡された。
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ソウル高裁・刑事14-1部(パク・ヘソン、オ・ヨンサン、イム・ジョンヒョ部長判事)は11月13日、性暴力処罰法上の住居侵入強姦などの容疑で起訴された40代のキム氏に対する控訴審判決公判で、1審と同じ懲役15年を言い渡した。
また、位置追跡用電子装置(電子足輪)の20年装着命令、身元情報公開10年、児童・青少年および障害者関連機関への就職制限10年も命じた。
裁判部はキム氏と検察側の控訴を棄却し、「原審判決の宣告後に量刑条件に影響を与える事情の変更は特にない」と明かした。
さらに「被告人の年齢と性向、犯行手段と結果、動機、犯罪歴、犯行後の状況を総合すると、1審の刑が裁量の合理的な範囲を超えて過度に重い、または軽いとは見られない」と判示した。
キム氏は位置追跡用電子装置の20年装着命令について不当だと主張したが、これも退けられた。裁判部は「被告の犯罪歴などを考慮すると、性暴力犯罪の習癖および再犯の危険性があると判断され、電子装置装着の命令は正当だ」と説明した。
宣告に先立ってキム氏は「被害者と和解を試みたい」として宣告延期を求めたが、これも認められなかった。
キム氏は今年1月1日13時50分頃、ソウル松坡(ソンパ)区で見知らぬ女性被害者を追いかけ、ドアロックを壊して家に侵入し、凶器で脅迫した上で性的暴行した容疑で拘束起訴された。
キム氏はこの犯行の前、2016年にも住居侵入強姦の容疑で懲役8年を言い渡された。服役して出所から、わずか5カ月で再び犯行に及んだことになる。また、キム氏には他にも多数の性犯罪前科があることが確認されている。
1審の裁判部は今年7月、キム氏に懲役15年を宣告した。1審の裁判部は「被告人は電子装置を装着した状態で短期間に犯行を繰り返し、同種前科を含め刑事処罰を受けた前歴が数十回に達するなど、再犯の危険性がある」と判決理由を述べた。
1審判決に不服として、キム氏と検察は控訴状を裁判所に提出していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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