ソウル市が地方税の高額滞納者として、新たに1599人を名簿に追加した。ソウル市全体の高額滞納者数は1万2686人に達した。
ソウル市は11月20日、高額で常習的な滞納者計1万2686人の名前、年齢、住所、事業所名、滞納額などを市のホームページで公開した。公開対象は、1000万ウォン(約110万円)以上の地方税を1年以上滞納している個人および法人だ。
このうち新規の高額滞納者は1599人で、彼らの滞納額は計888億ウォン(約98億8000万円)と集計された。新規公開者のうち、個人は1183人(滞納額620億ウォン)、法人は416件(滞納額268億ウォン)で、1人当たりの平均滞納額は約5600万ウォン(約620万円)に相当する。
既存の公開者(1万1087人、滞納額1兆3230億ウォン)を含む、全体1万2686人の累計滞納額は1兆4118億ウォン(約1570億円)に達した。
滞納額の区間別では、1000万ウォン以上3000万ウォン未満が898人(56.2%)で最も多く、次いで3000万ウォン以上5000万ウォン未満(18.3%)、5000万ウォン以上1億ウォン未満(14.3%)、1億ウォン以上(11.2%)の順となった。
年齢別では、50代(28.4%)、60代(27.7%)、70代以上(20.9%)、40代(16.0%)、30代以下(7.0%)の順だった。
新規名簿公開者の中で、個人で最も高額の滞納者は55歳のイ氏で、総額14億1100万ウォン(約1億5700万円)を滞納している。法人で最も高額の滞納者トップ3は、農業会社法人「発酵マウル」(滞納額13億2900万ウォン)、株式会社「ディウェーブ開発」(12億8700万ウォン)、株式会社「サンジC&D」(8億2000万ウォン)だ。
既存と新規の公開者を合わせた個人の最高額滞納者は、151億7400万ウォン(約16億8800万円)を滞納した65歳のオ氏で、次いで134億1700万ウォン(約14億9300万円)を滞納した41歳のアン氏。法人の中で最高額滞納者は、株式会社「JY開発」(113億2200万ウォン)と株式会社「JYネットワーク」(109億4700万ウォン)であり、この2社の代表は、天文学的な金額の詐欺容疑で2回の重刑判決を受け、服役中の元JYグループ会長、チュ・スド氏だった。
ソウル市は名簿公開にとどまらず、高額滞納者に対して家宅捜索や動産の差押え、出国禁止、検察への告発、官許事業の制限などの制裁および追跡・捜索活動を続ける予定だ。
また、名簿が公開された高額滞納者については、関税庁に滞納処分を委託し、高額滞納者が海外旅行中に購入した高級ブランド品を差押えたり、海外通販で購入した輸入品の通関を保留したりするなどして、滞納額を徴収する計画もある。
(記事提供=時事ジャーナル)
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