日本から4トンものクジラ肉を密輸したグループが韓国で議論を呼んでいる。
釜山(プサン)海洋警察署は11月24日、食品衛生法違反および野生生物保護・管理に関する法律違反の疑いで、密輸の運搬役やクジラ肉の購入者など40人余りを在宅起訴し、調査中と発表した。
彼らは2023年6月から今年4月までの間に、日本の大阪で日本人から購入したクジラ肉加工品をバッグに詰め、機内持ち込み手荷物として韓国国内に持ち込んだ疑いを受けている。計24回にわたって密輸し、その量が4640㎏というのだから驚く。
この犯行を主導した50代女性A氏は、知人などを介して40人余りを動員したとされている。彼らは日当30万ウォン(約3万3000円)を受け取り、3~4人ずつのグループを組んで日本を訪れてクジラ肉を密輸した。
海洋警察は密輸されたクジラ肉を購入した4人についても在宅起訴し、調査を進めている。また、押収したクジラ肉はすべて廃棄処分としたそうだ。
先に裁判にかけられた主犯のA氏は、釜山(プサン)地裁・刑事11単独(チョン・スンヨル部長判事)で懲役2年、執行猶予3年を言い渡されている。
韓国では1986年から捕鯨を禁止しており、一部のクジラのみ、偶然網にかかった場合などに限って販売できる。環境部長官の許可を得なければ購入や譲渡、譲受もできない。
日本は捕鯨を認めているため、クジラ肉の価格が韓国の約4分の1とされている。密輸して韓国で販売すれば、簡単に儲かる計算になるだろう。
海洋警察の関係者は「クジラ肉が密輸されているという情報を得て捜査を開始した」とし、「移動経路の追跡や潜伏捜査を通じてA氏や運搬役を追跡した。残りの捜査についても多角的に検討して完了させる予定だ」と述べた。
日本からクジラ肉を密輸したグループは、一網打尽となりそうだ。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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