尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が起こした「12・3非常戒厳令事態」以後、韓国内では政府に対する弾劾の動きが活発化している。その余波は国内のいたるところに波及し、各地でデモ活動も行われている。
突然の非常戒厳令は、韓国に住む人々にとって、それほど衝撃的だったのだ。そんな中、あるオンラインコミュニティに驚きの投稿がされ、議論となっている。
「非常戒厳令後、2人目の娘がサンタに送る手紙」というタイトルで投稿された記事内には、投稿者の小学3年生になる娘がサンタクロースに向けて書いた手紙がアップされていた。
手紙を見てみると、「サンタさん。どうぞよろしくお願いします。私はクリスマスまで生きられますか?私たちの大統領は正気ではありません。大統領を引きずり下ろしてください。本気です。多くの人々が苦しんでいます」という衝撃的な内容が、ところどころに誤字が混じりながら綴られていた。
この投稿が韓国内で拡散すると、「素晴らしい子供だ」「子供は両親の背中を見て育つ。周辺の大人たちがしっかりとした教育をしている」など、賞賛の声が多く上がった。
一方で、本当に小学生が自主的に書いた手紙なのかは定かではない。
そのため「小学3年生が書く内容か」「政治的主張に子供を巻き込むな」「本当だとしても、子供を扇動する親…本当にやめてほしい」など、投稿者に対して否定的な反応を見せる人も少なくなかった。
政治的な主張を持つことも、子供たちが政治に興味を持つことも素晴らしいことだ。しかし、政治を知らない子供たちに、凝り固まった政治主張をさせてはならないだろう。
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