「SNSで不自然に親切な人には注意」新手の“旅行詐欺”が韓国で話題、その手口とは?

2024年12月25日 社会
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韓国で新手の旅行詐欺が明らかになり、波紋が広がっている。

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仁川(インチョン)富平(プピョン)警察署は最近、「モンゴル旅行を控えて同行者を装った詐欺師にだまされた」という内容の陳情書を受け付けた。

陳情した内容をまとめると、モンゴル旅行を計画していたAさんら3人は、インターネットのコミュニティを通じてモンゴル旅行の同行者を募集する過程で、詐欺師とつながった。

モンゴルでは地理的な特性上、6人でガイドと車両を含むパッケージ旅行を利用することが一般的であり、そのために同行者を探すことがよくあるという。

詐欺師たちは、同行者を募集する投稿をしていたAさんらに接近し、オープンチャットに誘導。そして旅行計画について話し合いながら、「知人が利用したことがあり、ガイドも写真撮影が上手だ」と特定の旅行会社を推薦した。

詐欺師
(写真=photoAC)

Aさんらが他の旅行会社の安価な商品を挙げると、詐欺師たちは「それは違法広告業者で、他の投稿を見ると詐欺被害もある」と躊躇させた。そして「一度直接問い合わせてみて」と、自分たちが推薦する旅行会社のオープンチャットリンクを提供した。

しかし、この旅行会社は詐欺師たちが運営する偽のチャットルームだった。彼らは実際に旅行商品が存在するかのように相談に応じ、Aさんらが旅行代金を入金すると、連絡を断ち切り、姿を消した。被害金額は288万ウォン(約31万2000円)に上った。

この詐欺体験をAさんがオンラインコミュニティで共有すると、同じ手法で被害を受けた人が多くいたという。その一部は、警察に陳情書を提出した人もいるとのことだ。

巧妙な旅行詐欺に引っかかった被害者たちに対して、オンライン上では「SNSで不自然に親切な人には注意したほうがいい」「会ったこともないよく知らない人をなぜ信じてしまうのか」「詐欺師には厳罰を処してほしい」といったコメントが寄せられた。

旅行会社の登録状況は管轄の市・郡・区役所で確認可能だ。もちろん騙すほうが悪いが、被害を防ぐためには個人の注意も必要だろう。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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