2024年最後の夜、ソウルの普信閣(ボシンガク)一帯で、市民が主導する過去最大規模の除夜の鐘イベントが開催される。
このイベントでは、巨大な「太陽」が登場し、2025年の新年の到来を告げる予定だ。
ソウル市は、12月31日23時から翌2025年1月1日午前1時まで、鍾路区(チョンノグ)の普信閣一帯で「2024除夜の鐘打鐘イベント」を実施すると発表した。このイベントは、市民が主導する過去最大規模のものとなる予定だ。
打鐘の瞬間には、1万5000人の市民が装着したLEDブレスレットが光を放ち、ピクスモブ(Pixmob:無線制御照明技術)が展開される。このLEDブレスレットは、先着順で市民に配布される。
イベントのハイライトは、普信閣の背後に浮かび上がる「真夜中の太陽」だ。ブレスレットの光がボシンガク一帯を彩る瞬間、直径30メートルの「真夜中の太陽」が背後に現れる予定だ。
2025年を告げる33回の鐘の打鐘には、今年、社会に希望を届けた人々が参加する。
39年間にわたりお米の寄付活動を続けているシン・ギョンスン氏、45年間にわたり700回以上献血したイ・スンギ氏、落下寸前の運転手を救ったパク・ジュンヒョン消防士など、市民代表11人が登場する。ソウル市名誉市長で俳優のコ・ドゥシム氏や、元監督のキム・ソングン氏も参加する。
普信閣前の交差点に設置されたステージでは、12月31日23時15分から35分間、韓国の伝統音楽を現代的にアレンジしたアーティストたちの公演が行われる。打鐘後には、有名K-POPバンドによる祝賀公演も予定されている。
ソウル市は、このイベントに関連して安全対策を講じている。市と鍾路区は800人以上の安全要員を配置し、警察や消防など関連機関も別途人員を支援する。また、緊急医療スタッフが常駐する医療ブースと寒波対応の休憩所が、それぞれ4カ所ずつ設置される。
遅い時間に帰宅する市民のために、交通対策も準備された。地下鉄1~9号線、ウイシンソル線、シンリム線、およびイベント会場周辺を経由する市内バス45路線は、2025年1月1日午前2時まで運行が延長される。普信閣周辺を経由するバス路線は、12月31日午前0時から翌朝7時まで一時的に迂回運行される。地下鉄1号線の鐘閣駅は、12月31日23時から翌朝1時まで停車せず通過する。
ソウル市は、イベント会場周辺での円滑な交通確保のため、不法駐車・停車の車両を重点的に取り締まり、現場での指示に従わない場合は即時撤去する方針だ。
また、歩行者の安全を確保するため、12月31日正午から翌朝9時まで、鐘閣周辺の公共自転車貸出所15カ所を一時的に閉鎖する。民間が運営するシェア型の個人用移動手段や電動自転車も、12月31日午前0時から翌朝7時まで普信閣一帯での返却・貸出が制限される。
イベントに関するすべての情報は、「Story in Seoul」で確認できる。
(記事提供=時事ジャーナル)
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