男女234人を脅迫し性的搾取…中高生も使った韓国犯罪集団のトップを拘束、その驚きの“手口”とは

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メッセージアプリ「テレグラム」を使って10代の若者100人余りを含む、男女200人余りを性搾取した疑惑を受ける韓国の一味が警察に検挙された。

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1月23日、韓国の警察によると、ソウル警察庁サイバー捜査隊が“自警団”の名前で活動した一味の組織員14人を検挙し、このうち総責任者であるA氏(33)を犯罪団体組織および青少年性保護法違反などの疑いで1月17日に拘束した。

“自警団”の組織員には中学生1人、高校生6人も含まれている。

“自警団”に抱き込まれ、知人のディープフェイク性搾取物を制作・提供するなど、サイバー性暴行に参加した疑惑を受けている73人の場合、40人が検挙され、1人は拘束送致された状態だ。

被害者が被害者を生み出す方式

総責任者であるA氏は、2020年5月に“自警団”を結成し、男女被害者234人を脅迫し、虐待的性搾取を行った疑惑を受けている。

被害者には10代の男女159人(男性57人・女性102人)が含まれており、10代の女性被害者10人の場合、A氏に性的暴行および不法撮影までされていたことがわかった。

2019年から2020年まで計73人(未成年者16人を含む)の被害者を出した「博士の部屋」事件の3倍を超える被害者が出たことになる。

「博士の部屋」事件の犯人チョ・ジュビン
(写真=時事ジャーナル)「博士の部屋」事件の犯人チョ・ジュビン

警察は“自警団”の犯行特性について「特定の性別だけを対象にしていた既存の主要サイバー性暴行犯罪とは異なり、対象が多様化し、無差別的」と分析した。

A氏はSNSを通じて、知人のディープフェイク合成物の制作・流布に関心を示した男性と、性的好奇心などを見せた女性に接近し、テレグラムで個人情報を確保した後、これを流布するという趣旨で脅迫した。

弱みを握られた被害者のうち、犯行に同調した人を“自警団”の組織員として抱え込み、彼らがまた別の被害者を引き込むピラミッド型の連鎖抱き込み方式の犯行だった。

自身を「牧師」と称したA氏は、“自警団”の階級を「牧師→執事→伝道師→予備伝道師」に分け、指揮体系を形成。新しい被害者を引き込んだり、性搾取物を制作および流布すれば階級が上がったりする方式だった。A氏は検挙後、「ドラマ『ナルコの神』の主人公をモチーフにして『牧師』と称した」と陳述した。

A氏は1時間ごとに日常を報告したり、反省文を作成したりするようにするなど、被害者たちを監視した。これに違反した場合、罰を与えるという名目で、服を脱いだ状態での撮影など、サディスティックな性搾取行為を強要した。

一部の女性には「男性と性関係をしてこそ支配状態から抜け出すことができる」と洗脳し、自分との関係を強要した。指示に応じなかった組織員には、他の組織員による類似強姦など性的虐待が続いた。

警察の捜査は困難の連続だった。テレグラム側の非協力などが主な障害だった。A氏は偽装捜査に乗り出した警察に「サイバー捜査課のおじさんたち、私を捕まえることができるか」とし、「捜査のために無駄な苦労をせずにゆっくり休め」と嘲弄する大胆さまで見せた。

これに対し警察は、テレグラム運営者に対する立件前調査に着手するなど、全方位からの圧迫と説得を継続した。最終的に警察は、2024年9月頃に犯罪関連資料の返信を受け、1月15日にA氏を京畿道・城南(ソンナム)市の住宅地で逮捕した。

テレグラム側から犯罪資料の返信を受けたのは、今回が初めてだ。

検挙されたA氏は、当初は供述を全面拒否していたが、各種の証拠資料が提示されるや「単純な性的欲望の解消のために犯行した」という趣旨で犯行を認めたと伝えられる。

現在、警察はA氏など“自警団”組織員から押収した証拠を分析し、まだ捕まっていない組織員を追跡している。

(記事提供=時事ジャーナル)

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