韓国・釜山(プサン)の金海(キメ)空港から香港へ向かおうとしていたエアプサンの航空機で火災が発生した。
【注目】なぜ大惨事が…「不人気空港」と格安LCCの“誤った出会い”
火災発生直後、搭乗していた乗客176人全員が緊急脱出したことが確認された。
消防当局によると、1月28日22時15分頃、金海空港で香港行きの格安航空会社(LCC)エアプサンの航空機の尾部に火災が発生した。このため機長や乗務員6人、乗客170人(整備士1人を含む)がすぐに緊急脱出を行い、そのうち3人が打撲など軽傷を負った。
消防庁は記者会見で「金海空港の航空機で火災が発生した」とし、「搭乗者176人全員が避難を完了した」と発表した。
火災は離陸前の駐機場で発生した。消防当局は火災発生直後から消火活動を行い、火は約1時間後に消し止められた。
韓国空港公社は1月29日午前、航空機の運航可否について確認中であると発表した。
国土交通部の航空技術情報システム(ATIS)によると、事故が起きた旅客機は2007年10月30日に製造された機齢17年のエアバス機種だ。2017年5月までエアプサンの親会社であるアシアナ航空が運用していたが、その後、エアプサンに引き渡された。
エアプサンは2024年までの12年間、事故はもちろん、準事故も1件も発生せず、運航便数が10万便を超える韓国国内の航空会社で唯一、10年以上無事故記録を維持してきたが、今回の事故によりその記録が破られた。
韓国では昨年12月29日に務安(ムアン)国際空港で、LCCのチェジュ航空の旅客機が着陸に失敗し、179人が死亡する大惨事が発生している。
そのためオンライン上では「離陸していたらとてつもない事故になっていた」「もうトラウマになる」「本当に安全点検を徹底してほしい」といった不安な反応が寄せられた。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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