ユネスコ世界文化遺産・安東(アンドン)の屏山(ピョンサン)書院を毀損した韓国の公共放送局KBSのドラマ関係者3人が検察へ送検された。
2月10日、慶尚北道(キョンサンブクド)安東警察署は、文化遺産の保存および活用に関する法律違反の疑いでKBSのドラマ現場小道具チームの関係者3人を検察に引き渡した。
安東警察署知能犯罪捜査チームの関係者は、「KBSが外注した現場小道具チームのチーム長および職員が文化財を毀損した疑いが確認されたため、検察に送検した」と明らかにした。
これに先立ち、KBSの小道具チーム関係者らは2024年12月30日、安東の屏山書院の晩対楼(マンデル)や東齋(トンジェ)の木柱の数カ所に、小道具の模擬提灯を設置するために釘を打った疑いが持たれている。
安東市はこの文化財毀損の事実を確認し、KBSの現場小道具チームに関与した2つの業者を、1月3日と8日に警察に相次いで告発した。
また、文化財毀損の事実が知られると、市民が告発状を作成し、警察に提出する動きも見られた。
文化遺産保護法第92条(損傷または隠匿などの罪)第1項には、「国指定文化遺産を損傷、窃取、隠匿したり、その他の方法でその効用を損なった者は、3年以上の懲役に処する」と規定されている。
なお、KBSは安東市の要請を受け、文化財毀損の問題を引き起こした撮影分の映像をすべて廃棄し、謝罪した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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