サムギョプサルや豚キムチをはじめ、豚肉料理の種類が豊富な韓国では、やはり豚肉の消費量が多いことが明らかになった。
3月3日、韓国農村経済研究院が発表した報告書「農業展望2025」によると、2024年の韓国国民1人当たりの豚肉消費量は30.0kgと推定され、2023年の消費量(29.6kg)より1.4%増加した。
これは、鶏肉(15.2kg)や牛肉(14.9kg)の約2倍であり、米の消費量(55.8kg)と比較すると約半分の水準だ。
日本のデータと比較するとどうだろうか。
農林水産省「食料需給表」によると、2022年の1人当たりの豚肉の消費量は13.1kgで、韓国の約半分にとどまっている。鶏肉は14.6kg、牛肉は6.2kgで、鶏肉以外は韓国と大きな開きがある。
韓国は日本よりも肉の消費量が多いが、特に豚肉が最も好まれていることが調査で明らかになった。
韓国農村経済研究院が2024年12月16日~22日に消費者パネル507人を対象に調査を行った結果、家庭で最も好まれる肉類として「豚肉」を選んだ回答者の割合が63.2%で最も多かった。「牛肉」は21.1%、「鶏肉」は14.7%、「アヒル肉」は1.0%の順となった。
4点満点の評価でも、豚肉が3.5点、牛肉が2.7点、鶏肉が2.6点、アヒル肉が1.2点だった。
また、最も好まれる豚肉の部位については、「サムギョプサル(三枚肉)」と答えた割合が60.0%と半数以上を占めた。続いて「モクサル(首肉)」24.5%、「カルビ(あばら肉)」7.8%、「前脚・後脚肉」4.4%、「ヒレ肉」2.6%の順だった。
ただし、オンライン上では、豚肉が好まれるのは「牛肉の価格が高すぎるから」という意見が多い。「高すぎる牛肉の値段が豚肉の好まれる理由だ」「牛を食べたいが高すぎる。輸入ものも高くなった」「豚肉しか食べられない」「豚さんに感謝」といった反応が寄せられた。
今後、牛肉や鶏肉の価格変動がどのように豚肉の消費に影響を与えるか、引き続き注目される。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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