韓国の次期大統領候補ユン・ソギョル前検事総長の支持率が20%台に急落…家族の不祥事が影響か

2021年07月19日 政治 #グラフ
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韓国の次期大統領候補の一人として注目を集めていたユン・ソギョル前検事総長の支持率が急落した。反対にイ・ジェミョン京畿道知事、イ・ナギョン元共に民主党代表の支持率は上昇した。

世論調査機関リアルメーターが『オーマイニュース』の依頼で行った満18歳以上の有権者2036人を対象にした7月第2週の大統領選の支持率を調査した結果を、7月15日に発表した。

それによると、ユン・ソギョル前検事総長が27.8%、イ・ジェミョン知事が26.4%、イ・ナギョン元代表が15.6%を記録した。

ユン前検事長の支持率は、去る6月第4週から4.5%ポイントも下落。検事総長職を辞任から3カ月間は、30%台の支持率をキープしていたが、20%台中盤に下がった。

対照的にイ・ジェミョン知事は3.6%ポイント上がり、去る5月の調査以来、最高値に。イ・ナギョン元代表は今回の調査で7.2%ポイントも上げた。

家族の不祥事が影響か

ユン・ソギョル前検事総長の支持率急落は、彼の家族の問題が影響したとの見方がある。

ユン前検事総長の義母(妻の母)チェ氏が去る7月2日、療養給与(健康保険または産業災害補償保険の加入者が疾病や負傷で4日以上、療養したときに支払われる給与)の不正受給容疑を受け、1審で懲役3年を宣告されて法廷拘束された。

それについてイ・ジェミョン知事は、「歴史的に見ると権限を持つ人の親戚が、公的権限を活用して利益を得ようと何かしようとしたり、周辺の誘惑と悩みとなって問題になったりと、公職者自身にとって負担となることがある」とし、「それで公職者の親戚の管理は本当に重要だ」などとコメントしたことがある。

また、ユン前検事総長の夫人であるキム・ゴンヒ氏にも、博士学位論文の盗用疑惑が浮上。キム氏は2007年に博士号を取得したのだが、その論文の内容が3年前にコンテンツ会社が開発して特許権まで持っていたアイディアで、その会社の事業計画をキム氏が盗用したとの疑惑が提起された。

そういった家族の不祥事がユン・ソギョル前検事総長の支持率に影響を与えたと見られている。

今回の調査は7月12~13日に行われ、標本誤差±2.2%ポイント、信頼水準95%だ。

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