「これまで私たちが築き上げてきた顧客への思いと革新の基盤の上に、LGなしでは想像できない未来を創り上げよう」
韓国LGのク・グァンモ代表(46)が最近、全世界のLG従業員約27万人に新年のメッセージ動画をメールで送付し、LG創業初期から続く挑戦と変化のDNAを強調した。
ク代表は従業員を「顧客価値クリエイター(Creator)」と呼び、「今年も顧客価値クリエイター一人ひとりの努力によって差別化された価値を創造し、顧客に一歩近づくことができた」と感謝の意を表明した。
ク代表は、初代会長ク・インフェ氏の「国民生活に欠かせないものから着手せよ」「他人がまだやっていないことを選べ」という創業精神を引用し、「LGの始まりは、お客様に本当に必要な製品とサービスを提供することにあった」と語った。
続けて「“他人がまだやっていないことを選ぶ”というLGの“Day 1”精神には、顧客のための挑戦と変化のDNAが宿っている」と述べた。
また、「顧客の生活に楽しさと喜びを届けるためのLGの挑戦は、大胆な革新につながり、様々な分野で“初”と“最善”の歴史を築き上げ、顧客の生活を一段階引き上げる差別化された価値へと発展した」と強調した。
ク代表は「顧客価値」の重要性を改めて強調し、「差別化された顧客価値を生み出すことは容易ではなく、失敗への不安や恐れが伴うかもしれないが、現在の慣れた状態もかつては革新だったように、私たちは失敗にとどまらず、再び挑戦し、変化を重ねてきた」と力説した。
さらに「挑戦と変化のDNAで未来の顧客にとって必要不可欠で期待を超える価値を提供しよう」と呼びかけ、「これまで築き上げてきた顧客への思いと革新の基盤の上に、LGなしでは想像できない未来を創り上げよう」と要請した。
ク代表は就任以来、未来の成長分野として注目してきた人工知能(AI)、バイオ、クリーンテックという、いわゆる「ABC」分野についてのビジョンも明らかにした。
彼は「顧客の時間価値を高め、無限の潜在力を発揮させるAIとスマートソリューション、健康な生活ときれいな地球を作るバイオとクリーンテックまで、グループ内で芽生えている多くの革新の種が未来の顧客に喜びをもたらす価値となる」と説明した。
今回の新年メッセージ動画は、今年初めにリニューアルされたソウル・汝矣島(ヨイド)のLGツインタワー低層部にある共用空間「コネクトウィン」を背景に撮影された。
コネクトウィンは「ツインタワーをつなぐ」(Connect Twin)と「成功的な職場生活をつなぐ」(Connect to Win)という二重の意味を持たせた名称だ。
(記事提供=時事ジャーナル)
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