「買おうとしたら1個1万ウォン(1070円)だった…」韓国で物価上昇率トップ10のうち、9品目が食料品

2025年01月31日 経済
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物価の上昇で生活が厳しい日々が続いているのは、日本だけでなく韓国でも同じようだ。

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韓国では年収が2.8%上がる間に、物価は3.6%上昇していることがわかった。

1月30日、国会・企画財政委員会のイム・グァンヒョン議員が国税庁から提出された年度別勤労所得の千分位データを分析した結果、最新の集計によると、2023年(帰属年度)の1人当たり平均勤労所得(総給与基準)は4332万ウォン(約464万6000円)だった。

これは、1年前(4213万ウォン=約451万8000円)と比較して、2.8%増加したことになる。

労働者の月給がわずかに増える間に、物価は大幅な上昇を続けた。2023年の消費者物価は、1年前より3.6%上昇した。2022年に5.1%という高い上昇率を記録したのに続き、2年連続で大幅な上昇となっている。

これは2023年のデータだが、韓国では2024年も食品の値上がりがたびたび話題になった。具体的に、何がどのくらい値上げされたのか見てみよう。

韓国ソウル
(写真=サーチコリアニュース)

韓国統計庁の国家統計ポータル(KOSIS)によると、2024年の消費者物価調査対象の458品目のうち、前年と比べて最も物価上昇率が高かったのは「梨」だった。

梨の価格は在庫不足に加え、豪雨や猛暑による出荷量の減少が重なり、前年より71.9%も上昇した。

梨に限らず、トップ10には果物や野菜が続く。2番目に価格が上昇したのは「みかん」(46.2%)で、3位は「柿」(36.6%)、4位は「りんご」(30.2%)だ。

5位こそ「コンピューター修理費」(30.1%)だが、6位は「白菜」(25.0%)となっており、以下も「大根」(24.5%)、「韓国のり」(21.8%)、「トマト」(21.0%)、「ニンジン」(20.9%)と続いた。

つまり物価上昇率トップ10のうち、9品目が果物や野菜などの食料品となっている。

この現実に、オンライン上では「旧正月に祭壇に供えるために梨を買おうとしたら1個1万ウォン(約1070円)だった…」「物価は上がるものかもしれないが、政府は対応する気も能力もないようだ」「毎年、猛暑や豪雨は特別な出来事ではなく、繰り返される恒常的な要因なのに、関係者たちはそれを言い訳にして毎年価格を引き上げる」といった反応が寄せられた。

物価上昇に賃金の上昇が追いつかない状況が続けば、消費者の負担はさらに増していくことになる。はたして、この状況に対する有効な対策は打ち出されるのか、注目される

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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