日本を訪れる韓国人観光客が今年1月に96万7100人を記録し、単月として過去最多となった。
日本旅行の需要が継続的に増加するなか、韓国の航空会社が日本の地方都市への路線を積極的に進めている。
韓国国土交通部の航空統計によると、2024年に日本路線を利用した旅客数は計2514万人を記録した。これは、過去最多だった2018年の2136万人を17.76%も上回る数値だ。
日本を訪れる韓国人観光客が増加するにつれ、旅行トレンドにも変化が生じている。これまで日本の旅行先といえば東京、大阪、福岡などの大都市がメインだったが、最近では地域独自の魅力を楽しめる地方都市への旅行が人気を集めている。
例えば、大手総合旅行会社ハナツアーが発表した日本行き航空券予約動向でも、佐賀路線の予約件数が前年比309%増加し、富山が新たにトップ10にランクインした。広島、大分、小松も30位以内に入ったという。
この流れを受け、韓国の航空会社は従来の大都市中心の運航戦略を見直し、日本の地方都市への新規就航や増便を積極的に進めている。
まず、大韓航空は4月18日から韓国の航空会社として初めて神戸路線に新規就航する。この路線は仁川(インチョン)空港発で、毎日8時25分と15時50分の2便が運航予定だ。
また、ジンエアーは4月3日から石垣島路線を週5回単独運航する。これにより、ジンエアーは沖縄県内で那覇、宮古島に続く3つ目の定期路線を運航することになる。
チェジュ航空は大分路線を週3回から週5回に増便し、広島路線も週7回から週14回に倍増させる計画で、エアソウルも3月末から米子路線を週3回から週5回に増便する。
他にも、エアプサンが釜山-松山路線を週3回から週6回へ増便し、日本の地方都市旅行需要の増加に積極的に対応する計画だ。
これらの韓国航空会社の動きを見ると、日本の地方都市路線の拡大は一時的なトレンドではなく、中・長期的にも有望な成長機会になるととらえていることがわかる。
はたして韓国の航空会社の戦略通り、日本旅行の需要はさらに拡大し、地方都市を訪れる韓国人観光客も増え続けるのか。今後の動向を注視したい。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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