タレント育成システムが整備された韓国では、芸能事務所がスカウトやオーディションなどで選抜した練習生を3~5年かけて、歌、ダンス、パフォーマンスなどを磨かせるが、SMの投資額は破格だ。
韓国メディアが伝えたところによると、SMの場合は練習生ひとり当りのレッスン料で年間2000万ウォンは投資するという。
これを東方神起に当てはめると、ジュンスが1999年に、ユンホとチャンミンが2000年に、ジェジュンが2001年に、ユチョンが2003年にSMエンターテインメントの練習生となっているため、単純に計算すると、2004年にデビューする前までに4億4000万ウォンがかかった計算になる。
さらにメンバーたちの宿舎購入費、楽曲とミュージックビデオ、それに使う衣装やセット代などの制作費など、デビュー前に20億ウォン以上がかり、正式デビューとなるとプロモーションやマーケティングのために膨大な費用が投資されるという。
“80億ウォン・プロジェクト”というのは、決して誇張でもないのだ。
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東方神起の人気は絶大だ。その凄まじさを物語ってくれるのが、ファンの数。
デビュー2年目の2005年に韓国で公式ファンクラブ“カシオペア”が発足しているが、世界規模で活躍していることもあって、その人気はグローバル。
2008年には韓国で「そのファンの数が世界最多80万人以上存在するということでギネスブックに記載されることになった」と報じられたこともあったほどだ。
ただ、実際にはギネスブックに記載されておらず、単なる過剰報道と受け止めることもできるが、裏を返せばそれだけ東方神起の人気が世界規模であることを表しているとも言える。
韓国では、今でも「東方神起のファンは80万人以上」というのが枕詞にもなっている。
デビュー1年目の2004年、ソウル歌謡大賞で新人賞&本賞をダブル受賞しただけではなく、大韓民国演芸芸術賞・新世代グループ賞、SBS歌謡大賞・大賞、KBS歌謡大賞・今年の歌手賞、MBC10代歌手歌謡祭・10代歌手賞など、歌謡賞タイトルを総なめにした東方神起。