“韓国高校野球の大谷翔平”と呼ばれた逸材が、今やプロ野球で球団のエースを張るまでに成長した。次なる目標は生涯初の野球韓国代表入りだ。
斗山(トゥサン)ベアーズの投手クァク・ビン(23)がその人だ。
クァク・ビンはプロ5年目の今シーズンに27試合に登板し、8勝9敗の防御率3.78を記録した。前半戦は制球難による乱調を見せたが、後半戦は打って変わり11勝で5勝2敗、防御率2.98でエースの役割を見事に果たした。
特に、8月から9月までの2カ月間は抑えの効いた155キロのフォーシームファストボールを駆使して8試合5勝1敗の防御率2.29と、抜群の安定感を誇っていた。
最近、利川(イチョン)で行われた最終キャンプで『OSEN』の取材に応じたクァク・ビンは、「後悔のないシーズンだった。自分のピッチングを取り戻した一年だった」とし、「自分自身を信じたことが功を奏した。安打10本打たれても良いし、10点与えても良いから、直球も変化球もすべて真ん中に投げた。捕手にも真ん中に座ってほしいと話した。そうしたら四球がなくなった」とシーズンを振り返った。
培明(ぺミョン)高校時代に投打兼業の“二刀流”で活躍したことから“韓国高校野球の大谷翔平”と呼ばれたクァク・ビンは、2018年の斗山加入初年度から32試合に登板するなど、ポテンシャルの高さを見せた。